ヨガ 断食 瞑想  森林浴 海と山に囲まれた豊かな自然の中で行えます。
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IARP根府川ヨーガ道場 yoga@nebukawa-iarp.com 電話0465−29−0036
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3泊4日の断食合宿体験記 札幌在住 早坂美香

 この度未会員での体験参加でしたが、根府川道場での断食合宿を体験させていただきました。
私は札幌でヨガスタジオや整体等のお仕事をしております。簡単な経歴は、台湾式リフレクソロジスト及び講師、整体師、療術師を経て、沖ヨガのインストラクター養成コースを終了後、ハタヨガ、パワーヨガ、アイアンガーヨガ、アシュタンガーヨガ、ホットヨガなどをいろいろ体験した中で、2007年インド・リシケシュで「インド伝統的古典ヨガ」を教わり、そのヨガに定まりました。

私が今回体験してみようと思った理由は、いつも教科書の一つとして本山先生の「密教ヨーガ」愛読していたからです。そして、道場のホームページに書かれている、「高い悟りを得られた本山先生が、理想的なヨーガ行の場として作られたスピリチュアルな場所」というのを見て、ここはいつか行きたいなと思っていました。
後、「断食によって、肉体の意識が薄れ、霊的次元の意識の覚醒が促される」という言葉にもとても惹かれ、
ぜひ体験してみたいなと思いました。

合宿の初日は夜に着きましたので、その日は明日からのプログラムの打ち合わせをして休みました。
道場でお世話になった繁本先生は、とてもお話しがしやすく、どんな目的で道場へ来たのかを重要視して、
内容や時間割をいろいろ考えてくださいました。

翌朝6時、世界平和のお祈りに参加するためご神前へ。
この場所は本当に神聖な空気が漂っていて、冬の寒さでよりいっそうその雰囲気を強く感じました。
いるだけでも「神様のお力」をいただけるオーラがあります。そして、その場所での先生の心のこもった般若心経などのお祈りは、聞いているだけでも癒されるような、ありがたい時間でした。
以前ある本で、「お経を聞いているとアルファ波が出てくる」と読んだことがあったのですが、なんだかそのような感じです。私はまだ唱えるのに慣れていないので、心の中で一緒にお祈りさせていただきました。

それから、道場の庭で取れた無農薬の蜂蜜ゆず茶をいただき、朝のヨガです。
体操の部屋も広々としていて、後ろは緑いっぱいで川のせせらぎが聞こえ、前方は、山や海が見渡せます。
経絡を刺激して気の巡りを良くするアサナは、とてもシンプルで老若男女どなたでも行うことのできる内容でした。今までヨーガの勉強をしていてわからなかったこと、疑問に思っていたことを、繁本先生にたくさん尋ねてみましたが、先生はとてもわかりやすく的確に答えてくださいました。先生のおかげで、私は今までの謎がたくさん解けました。
繁本先生は本山先生を深く尊敬されていて、教えを受け継がれているんだなと思いました。

アサナの後は御神前に戻り瞑想です。私が一番体験してみたかったことです。先生がわかりやすく誘導してくださり、そして、静まり返った御神前はとても清らかで、非日常的で、どっぷりと瞑想に意識を向けられるとても神秘的な空間です。日常生活が染み込んでいる家での瞑想とは全く違って、神様のお力をいただけたことが実感できる、素晴らしい時間でした。余韻に浸りながらお部屋に戻り、朝食後に少しのんびりした時間を過ごしました。

根府川には初めて来たのですが、山と海に囲まれていて、しかも火山性地場が強いとのことで、スピリチュアルなエネルギーに満ちたパワースポットのようです。私は、日本でも人気の高い「神々の住むバリ島」が好きで、何度も行ったことがあるのですが、バリ島も島の大部分が火山で構成されていて、世界中からスピリチュアルな国として、リピーターが多い国です。根府川はバリ島と同じようなエネルギーが漂う場所だなと勝手に思ってしまいました。


休憩の後は、朝から素晴らしくいい天気だったので森林浴に行くことになりました。その日は、真鶴半島に連れて行っていただきました。30メートル以上の大木が生い茂る原生林はまさしく森林浴そのものです。それから海岸に降りて青くきれいな海辺の遊歩道を歩いて半島の先まで行き、そこの砂浜に坐ってしばし瞑想をしました。目を瞑ると、今でも波の音と太陽の光がはっきり思い出されます。

そこでは面白い体験がありました。瞑想をしている時、どこから来たのか、ネコちゃんがゆっくりと近づいてきて、先生の足の前でおっちゃんこをして離れなくなってしまいました。動物は敏感なのですね、平和な波動がネコちゃんを引き寄せたんだなと、ほほえましい体験をしました。先生は、「今度からネコの餌も持ってくることにしよう」と仰っていました。


それからお部屋に帰り、またゆっくり本などを読みながら過ごして、夕方のアサナと瞑想です。1日2回できるのはとても良かったです。2日目はあいにく雨が降っていたので、お昼は湯河原へ温泉浴に行き、たっぷり1時間露天風呂に浸かりました。やっぱり温泉はいいなって、あらためて感じました。帰ってからは本山先生のビデオを見て勉強したりしました。

そして、夕方のアサナの前にAMIの測定をしていただきました。パソコンの不具合とかで、詳しい解析は出ませんでしたが、全体のエネルギーが低下しているのは断食のせいもあること、上下左右のバランスがいいのはヨガをしている効果ではないか、若干下半身の流れが少な気味なので、足の経絡がよく流れるようにアサナをしたらいいと言われました。そういえば、以前から足の先とか若干冷え気味です。それから、心経と心包経が少し高めなのは、アナハタの楽天的で積極的なところが反映されている、胃経が低めなのは、マニプラに関係する、消化器の働きが低下しているからかもしれませんねと言われました。現在断食中というのもありますが、最近胃の調子は良くなかったです。AMIのBPというデータを見ただけでも、いろいろわかるんだなと関心しました。その断食ですが、今回は朝の蜂蜜ゆず茶+朝昼晩のリンゴ・ニンジンジュースとスピルリナ7粒のおかげで、断食のつらさは思ったほどなかったです。

札幌に帰る日の早朝には、太陽礼拝に行きました。朝6時、薄暗い中道場を出て、広々とした海が見渡せる高原に着きました。海の向こうの水平線には雲があるので、その時は朝日がでるかどうか微妙な感じでしたが、立ったまま合掌してお祈りをしていたら、突然雲の上から赤みがかったオレンジ色の太陽が出てきて、目の前にものすごく奇麗な景色が広がってきました。そして、朝日がだんだん明るくなるにつれて、水平線から下の海岸まで、海面に黄金色の道ができました。ほんとうに言葉にならない感動に包まれ、あらためて今回来て良かったなと思える瞬間でした。

根府川道場から帰って来て、私は毎日の瞑想をとても幸せな気持ちで続けられています。そしてまた不思議な体験をしました。家で瞑想していた時に、何とも言えない、ありがたい愛情深い気持ちに包まれ、涙がポロポロ出てきて、止まりませんでした。今回の根府川道場での体験は、私の中でとても大きな気付きを下さいました。とても感謝の気持ちでいっぱいです。素晴らしいヨーガ行の場所を作られた本山先生、今回たくさんの心の栄養を教えてくださった繁本先生、寒くないようにやさしい心配りをしてくださった奥様、本当にありがとうございました。私もヨーガを伝える立場として、これからもヨーガ行に励んでいきたいと思っています。



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